「土地建物の決済日、複雑な相続からの学び」
滞在時間が限られた中で相続土地の売却完了
今日は、雨が降り続き気温も10℃までしか上がらない寒々とした一日でしたが、金沢市での土地建物の決済日を迎えました。
売主様は東京にお住まいで、昨日の夕方と本日の午前中しか時間を取ることができず、私も個人的な事情で昨日は調整がつかず、本日9:30から決済を行うことになりました。
時間が限られていたため、事前に売主様、買主様双方に書類の準備や必要な説明をしておきました。
弊社がこの売却依頼を受けたのは約6年前のこと。
販売開始してすぐに申し込みがあったものの、相続人の一人が直前で難色を示し、契約はキャンセルに。
時間が経過し、相続人全員が売却を決意し、昨年の秋から再び販売を開始したところ、すぐに買い手が見つかりました。
しかし、売却が現実のものとなると、相続人の方々も様々な感情の整理や、地震の影響等、多くの課題に直面しました。
相続物件売却の複雑さと対策
今回の売却プロセスは、相続物件特有の複雑さを象徴しています。
特に、相続人が複数おり、それぞれが関東圏に住んでいるという状況は、売却プロセスを複雑にしました。
売却完了し、主に動かれていた売主様にインタビューを行いました。
相続人が複数いる場合、意見の一致を見るまでに時間がかかることがあります。
売却を終えた売主様から伺った「平等に分けようと3人名義で相続登記したことが、時間がかかる一因だった」という言葉は深く印象に残りました。
相続物件の売却を検討する際は、事前の協議と相続登記の方法が後のプロセスをスムーズにするか、逆に時間を要する原因になり得ることがこのケースから学べます。
将来的に相続物件の売却を検討される方々へのアドバイスとして、事前の準備と相続人間の意見調整の重要性を、今回の事例を通じて伝えたいと思います。
物件売却は単なる取引以上の意味を持ち、特に相続物件の場合、家族間の絆や思い出が関わってくるため、より慎重な対応が求められます。
今後売却を検討される方々にとって、この経験が有益な情報となることを願っています。
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