「金沢市中心部の物件査定:,古い町の地震による転換点」
変わる状況、始まる査定
金沢市中心部、狭い前面道路が特徴の古い町に位置する物件の訪問査定を行いました。
この物件は以前、机上査定をしたお客様からの依頼で、実際に現地を訪れることになりました。
外観は古さを感じさせないものの、最大の課題は駐車場の不在です。
内部は、以前の所有者がリフォームを始めて中断し、現在は骨組みの状態で残っています。
当初はご自身でリフォームを完了させて、店舗や住居、賃貸物件として利用する計画でしたが、今年初めの能登半島地震がきっかけで売却を含めた様々な選択肢を考え始めました。
査定と提案の重要性
売却へ向けての課題と提案 物件が現在骨組みの状態であることから、これをどのように売却に結びつけるかが大きな課題です。
現状のままでは、購入希望者が物件のポテンシャルをイメージしにくい可能性があります。
そのため、リフォームをある程度進めて、購入者がその利用価値を理解しやすい状態にすることが望ましいと考えています。
一方で、建物を解体し駐車場を設けることで、その土地の利便性と価値を高め、売却しやすくする提案も可能です。
これらの選択肢はどちらも初期投資が必要ですが、売却価格とのバランスを考えることで、所有者様にとって最適な解決策を提案することが重要です。
私たち不動産業者は、単に物件を売るだけでなく、所有者の現状と未来のニーズに応じた戦略的な提案を常に考える必要があります。
今回のケースは、地震という不測の事態が所有者の計画に狂いが生じましたが、これを機に物件の新たな価値を見出すことができるかもしれません。
売却を検討している方々には、物件のポテンシャルを最大限に活かすための柔軟な発想と準備の大切さを伝えたいと思います。
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