「震災で液状化した土地の売却相談」 | 将来を見据えて早期に不動産売却を検討中の方のため拠点の金沢でお問い合わせに対応

地震被害を受けた土地の売却相談
今日は、金沢市内の令和6年能登半島地震で半壊した土地の売却相談を行いました。
この土地は、海に近い立地で液状化による被害を受けた地域にあります。
以前はお母様が住まわれていましたが、震災時には施設に入っており、空き家となっていました。
震災直後から相談を受けていましたが、建物を公費解体する予定があり、解体後に改めて相談を進めることになっていました。
半年が経ち、公費解体が完了したため、売却に向けて具体的な打ち合わせを行いました。
所有者様の希望は、まずは安価でもいいので隣人に売却したいというものでした。
価格が合わない場合には、広く販売することも視野に入れており、まずは隣の方が在宅時を狙って訪問し、提案をしました。所有者様の気持ちをお伝えし、ぜひ購入していただきたい旨を伝えたところ、隣人の方から検討するという回答をいただきました。
その後、購入の意思を示す連絡があり、話がまとまりました。

地域と住民を結ぶサポートの重要性
今回の売却相談を通じて、地域の住民同士が互いに支え合うことの大切さを改めて感じました。
お隣様がこの土地を購入することで、土地を活用した新たな可能性が生まれることを期待しています。
売主様の気持ちをしっかりと隣人に伝え、買主様の思いをつなぐことができたことは、私たち不動産業者にとっても大変嬉しい出来事です。
このような取引では、単なる売買だけでなく、地域や住民にとっての価値を見出すことが求められます。
これからも、売主様と買主様の双方に寄り添いながら、所有権移転までしっかりとサポートしていきたいと思います。
そして、この経験を活かし、今後も地域社会に貢献できる取引を目指してまいります。