「建蔽率オーバーの家を販売」 | 将来を見据えて早期に不動産売却を検討中の方のため拠点の金沢でお問い合わせに対応

歴史ある土地の販売開始
長土塀に位置する土地を販売することになりました。
この土地は、犀川に沿って片町から中央通りへ続くエリアにあり、住居用や店舗用としても検討できる立地です。
所有者様は、幼少期を過ごし、お父様が商売を営んでいた思い出深い場所です。
約2か月前から所有者様より売却のご相談をいただいており、商売をしていた当時の名残が残っています。
現在は空き家で、エアコンがないため、この暑さの中、何度も汗をかきながら所有者様と打ち合わせを行ってきました。
土地を調査していると、どうやら建蔽率がオーバーしている可能性があることに気付きました。
販売に先立ち、行政に確認を行いましたが、保管されている当時の図面からは増築の形跡は見られませんでした。
しかし、都市計画道路にかかり、一部が収用されていることが判明しました。
これにより、現在の建物面積での建替えが難しい状況です。
所有者様も、購入希望者の要望に応えられるように解体費用を想定し販売を開始します。

思い入れのある土地への配慮
この土地は、所有者様にとって多くの思い出が詰まった場所で売却にあたっては特別な配慮が必要です。
商売をしていた時代の面影が残る建物を見ながら、所有者様が語る過去の話に耳を傾けるたびに、この土地の価値は単なる物理的なもの以上であると実感しました。
行政の確認を通じて、現在の状況を正確に把握し、所有者様と購入希望者の双方にとって最適な選択を提供することが大切です。
今回は、所有者様の思い入れを理解し、良い方に土地を繋げるために、細やかなサポートをして行きます。
建蔽率や土地の制約を考慮しながら、購入希望者が納得できるような条件で交渉を進めていきます。
土地の歴史と現在の状況をしっかりと伝え、新たな価値を見出すことができる買い手にこの土地を託せるよう、引き続き努力してまいります。今後も、こうした特別な土地に対して、誠実で細やかな仲介を心がけていきたいと思います。